Apple Watch ついに心電図アプリ日本対応!

ガジェット

Apple Watchの心電図アプリが日本で利用になることが発表されました。

2021年1月27日リリースの「watch OS 7.3」に心電図アプリの対応が含まれています。

さっそくアップデートしてみましたので、レビューしてみたいと思います。



・僕が使っている Apple Watch

僕は「Apple Watch Series 4 ゴールドステンレススチールケース」の40mm(セルラーモデル)を使用しています。

2018年9月21日発売で、僕が使っているApple Watchの「ゴールドステンレススチールケース」はこのSeries 4から登場したカラーとなっています。

サイズは40mmと44mmの二つのラインナップとなっています。

人とかぶるのが嫌だったため、この新色が発売されてからすぐに予約をして購入しました。

40mmモデルは画面の解像度が324×394ドット、44mmモデルは368×448ドット。
Bluetooth5.0対応で、駆動時間は最大18時間となっています。


・心電図アプリとは

Apple Watch Series 4以降、これまでSeries 3で搭載されていた「心拍計」に加えて、「心電図」を測定できる機能(ECG)が追加されました。

しかし、この機能は各国の医療機器認定が必要であるため、当初日本での利用はできず、米国での利用のみの利用に制限されていました。

そして2021年1月22日発表された「watch OS7.3」において、Apple Watch Series 4,5,6で日本でも心電図アプリが利用できるようになりました。

この機能は、日本で初めて消費者向け製品として手首上で心電図を記録することができ、心房細動(AF)の兆候を早期に察知することができるという機能です。
また重要な心電図イベントが発生した際は医師に共有することもできるとのことです。

アメリカでは実際にこの機能のおかげで重要な心房細動の兆候を察知することができ、未然に心房細動等を予防することができたという例がいくつも上がっています。


・アップデートの方法

まずこの新たに利用可能となった心電図アプリを利用するためには「iOS 14.4」および「watch OS 7.3」にアップデートする必要があります。

iPhone「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」より「ダウンロードしてインストール」を行う

そして、iPhoneの「Watch」アプリよりApple Watchのアップデートを行います。

Watchアプリの「一般」→「ソフトウェア・アップデート」を行う
watch OS 7.3

アップデートを開始すると「残り約1分」と表示されましたが、その後の「準備中」で2,3分時間がかかりました。
状況により時間は変動するかと思います。

また、Apple Watchへのアップデートを完了するには「Apple Watchが50%以上充電されている」、「Wi-Fiに接続されたiPhoneが通信範囲においてあること」が必要となります。


・心電図アプリの使い方

iPhoneおよびApple Watchのアップデートができたら、まずiPhoneの「ヘルスケア」アプリを起動します。


そして心電図(ECG)を選択するとApple Watchの心電図アプリを設定する画面となります。
生年月日を入力すると心電図アプリについての説明・心電図アプリを用いて分かることなどが図を用いて教えてくれます。

その後、「最初の心電図を取る」画面になるので、アプリの指示に従い、30秒間の測定を行います。

30秒間Digital Crown(りゅうず)に指を当てて測定する

測定が終わると、「洞調律」なのか「心房細動」が起こっているのか、を判断し、測定時の平均拍動数も表示してくれます。
この二つ以外に、「測定不能」、「高心拍数」、「低心拍数」の結果があり、このいずれかに必ず分類されます、

「洞調律」の場合、心房細動の兆候は見られないと教えてくれます。

今回僕が最初の測定をした際は、「洞調律」で1分間あたり62回の心拍数でした。

ちなみに、脈拍数が1分間あたり50回以下のことを「徐脈」(低心拍数)、100回以上のことを「頻脈」(高心拍数)といいます。


・まとめ

僕はまだ年齢が若いためこのアプリのお世話になることはないと信じたいですが、自分では気づかない不整脈や心電図イベントを手軽に記録することで、病院に行くきっかけとなったり、ふと具合が悪いと思った時・心臓に違和感を感じた時などにApple Watchを用いて心電図を記録しておくことで、その後の診察で生かせるツールとなることは間違い無いかと思います。

記録した心電図データはPDFに書き出すこともできるため、かかりつけの医師と共有する際も便利であると思います。

この機能が導入されたことによって、未然に心房細動の兆候を察知し一人でも多く心臓系疾患で亡くなる方が減れば良いなと思っています。

今後の活用に期待したいと思います。


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